近年、インプラント治療は、予知性の高い確実な治療法として普及しており、それを手掛ける歯科医の数の増加とともに多くの患者さんがその恩恵にあずかることが可能となってきました。
しかしながら現状は、マスコミ等で報道されているようなトラブルがあることも事実で、歯科医療の倫理性が問われるという最悪の事態になりかねない状況です。
その一因として、インプラント治療の急速な普及に、その教育と倫理性が追い付いていないのも事実であります。
これを真摯に受け止め、我々は教育機関としての大学の立場から、「より質の高い医療をより多くの人に提供する」ことを理念として、今後さらなる卒前教育の強化および卒後教育に貢献し、正しいインプラント治療ができる歯科医師の育成に努めています。
インプラント科科長
近藤尚知